2022年7月1日発行、(公財)川崎市生涯学習団体発行「Stage Up」に、当倶楽部の活動が紹介されました。

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【紹介文】

心をひとつに「川崎マンドリン俱楽部」

 川崎マンドリン倶楽部(以下、「川マン」と略)は、日 本のマンドリン音楽界の発展に尽力された故市川昇さんが、「川崎市に社会 人マンドリン倶楽部 を」との思いから、戦後 すぐの1948(昭和23)年にアサ子夫人と共に立ち上げた、歴史ある倶楽部です。

マンドリン大好き合奏大好き

 スタート当初は12名、それが1969(昭和44)年には約80名の大所帯になりました。
その頃は会社勤めや公務員が多く、平均年齢も若かったとのこと。現在は60~80歳の約30名が、年1回の定期演奏会を目標に、月2回、市民館等で練習に励んでいます。
学生時代にマンドリンやギターを弾いたことがあり、社会人にな って楽器から離れていたけれども、定年などを機にしまい込んでいた楽器を取り出して…という部員が多いとのこと。
マンドリン音楽が大好きで、一人で弾くのもいいけれど、やはり大勢で合奏する充実感や高揚感を味わいたい、合奏を楽しみたいというのが部員共通の思い。
コロナ禍でどの団体も苦労しているようですが、マンドリンやギターは声を出さずに手元で奏でる音楽なので、しっかりとマスクをして、隣の人との間隔をあけて、換気をして、という基本的な対策が取りやすかったこともあり、集まって練習を続けることができました。

プロの支援も刺激に

 創設者の自宅を練習会場としてスタートした川 マンは、伝統的に家庭的な雰囲気の倶楽部。練習中も、練習後も和気あいあいとしています。
そのような中、刺激を与えてくれる存在が創設者のお孫さんである市川雅典さん。スケジュールの調整が叶え ば、プロのコントラバス奏者の雅典さんが、練習や本番で指揮をしてくださったり、音楽アドバイザー として指導してくださったりします。
「趣味の集まりだけれども、プロの音楽家と接点があるというのは やはり刺激があります。川マンでは奏者も兼ねる男 女2名の指揮者のもとで練習を頑張っています。コ ロナ禍でも集まりはいいですよ」と、現在の代表を務める田畑弘明さんが笑顔で話してくれました。

マンドリン音楽を広めたい

川マンとして部員全員が一緒に舞台に上がるのは年1回の定期演奏会。今年も、11月5日(土)に多摩市民館で開催します。
第80回という記念の演奏会 でもあるので、雅典さんにも何曲か指揮してもらい、ポピュラー曲からマンドリンオリジナル曲まで皆さんに楽しんでもらえるよう練習を続けているところです。
また、創設者のマンドリン教室がルーツの「ア ンサンブルひろば」の皆さんとの合同演奏も企画しています。
定期演奏会以外にも、川マンは10人前後のアンサンブルチームを組んで、老人福祉施設などでボ ランティアとして訪問演奏を実施しています。
「コロ ナ禍で機会がぐっと減ってしまったけれど、今後はもっと、マンドリン音楽を知ってもらって楽しんでもらう機会を増やしていきたい。人前で弾くのは励みになりますし、出演するためには練習しなければいけません。やはり目標があったほうが部員のやる気も出ますしね」と田畑さん。
精力的に活動を続ける川マンは部員募集中です。皆さんのおうちにも眠っている楽器はありませんか?

マンドリンとは?

 マンドリンは8本の弦を持つ複弦楽器(2本1セットで調 弦)で、17世紀前半のイダノアで生まれました。ヴァイオリンと違 って指板にはフレットがあり、弓ではな くピックを使って演奏します。

19世紀後半に現代にも通じる演奏法 が確立され、「マンドリン、マンドラ・テノール、マンドロンチェロ、マンドローネ、クラシックギター」という、現代におけるマンドリンオーケストラ編成も考案されました。
最大の特徴はトレモロ演奏でしょう。
マンドリンはギターと同じく撥弦楽器で あるため、音を持続させることが出来ま せん。そこでピックを小刻みに上下させ 単音を連続させることにより、疑似的に 音を持続させる演奏手法がとられます。 トレモロによる音色は独特の哀愁があ り、マンドリンの魅力の一つにもなって います。
複弦を持つため、他の弦楽器にはないユニークな響きがあるのも特徴

問合せ

川崎マンドリン倶楽部 代表 田畑 弘明
電話:090-4492-0240
メールアドレス:batabata3298@tg8.so-net.ne.jp
ホームページ:https://kawasaki-mandolin.com/